【キャットフードの安全性チェック】銀のスプーンは猫の健康にはあまりおすすめできない

銀のスプーンは、ユニチャーム社が製造・販売している国産のキャットフードです。

スーパーマーケットなどの店頭に並ぶことも多く、CMの可愛い猫が美味しそうに食べている姿に惹かれたことがある方も多いのではないでしょうか。

ご存知の方も多いキャットフードではないでしょうか。

ライフステージや生活習慣に合わせて多彩なラインナップが揃えられていますが、今回は一般的な成猫用である、銀のスプーン® 全成長段階用 お魚づくしを取り上げます。

銀のスプーンの特徴

公式サイトを見ると、銀のスプーン® 全成長段階用 お魚づくしの特徴として3つが挙げられています。

それぞれ見ていきましょう。

① 贅沢なお魚のうまみたっぷりのかつおぶし仕立て。

1粒1粒に素材のおいしさをギュッと閉じ込め、上質なかつおぶしで仕上げたグルメフード。

魚がメインの原材料のように感じてしまう説明ですが、魚は少量しか使われておらず、味付けだけで1番目の特徴としてピックアップするということには疑問を感じてしまいます。

嗜好性を良くするために、強い味付けでコーティングされているようです。

② カリっと新食感の美味しいまぐろ入り粒いり。

使われているマグロは少量です。

③ 抜群のおいしさと優れた栄養バランスを実現した全成長段階用総合栄養食

栄養バランスについては、原材料・成分の項で見ていきます。

全成長段階用となっていますが、銀のスプーンのラインナップには、子猫用や高齢猫用の製品もありますので、なぜ全成長段階用とする必要があるのか疑問です。

以上のように、特徴としてあげられているものが、少量しか使われていない魚と、根拠のない「おいしさ」「味」であり、健康や成分に気を使った特徴が一切ありません。

銀のスプーンの原材料・成分

銀のスプーンの原材料と成分を見ていきましょう。

原材料

穀類(トウモロコシ、コーングルテンミール、小麦粉、パン粉)、肉類(チキンミール、ポークミール、ビーフミール、チキンエキス)、油脂類、魚介類(フィッシュミール、フィッシュエキス、鰹節、煮干パウダー、マグロミール、カツオミール、白身魚ミール、乾燥シラス)、ビール酵母、酵母エキス、ミネラル類(カルシウム、塩素、コバルト、銅、鉄、ヨウ素、カリウム、マンガン、リン、亜鉛)、アミノ酸類(タウリン、メチオニン)、ビタミン類(A、B1、B2、B6、B12、C、D、E、K、コリン、ナイアシン、パントテン酸、ビオチン、葉酸)、着色料(二酸化チタン、赤色102号、赤色106号、黄色4号、黄色5号)、調味料、酸化防止剤(ミックストコフェロール、ハーブエキス)

成分

タンパク質:30.0%以上、脂質:16.0%以上、粗繊維:3.0%以下、粗灰分:7.0%以下、水分:10.0%以下、エネルギー:400kcal/100gあたり

原材料を見ると、最も多いのが「穀類(トウモロコシ、コーングルテンミール、小麦粉、パン粉)」となっていることは問題でしょう。

猫は完全肉食動物ですので、肉か魚が最も多く使われているべきです。

それにもかかわらず、「トウモロコシ」や「コーングルテンミール」「小麦粉」「パン粉」といったグルテンがメインのタンパク源として利用されていることがわかります。

トウモロコシや麦などの穀類はタンパク質源としては生物価が低く、肉食動物の猫にとっては消化にも好ましくありません。

次に多いのは「肉類(チキンミール、ポークミール、ビーフミール、チキンエキス)」です。

ミールとは、チキンやポーク、ビーフを粉状にして混ぜ合わせたものですが、安価なキャットフードでミールが使われている場合、コスト削減のため、肉以外の副産物が多く含まれていることが多々ありますので、望ましくない原材料と言えます。

ただでさえ量の少ない肉類にもかかわらず、新鮮な肉は全く使われていないのは残念です。

魚介類も同様にミール類が使われていることがわかります。

「着色料(二酸化チタン、赤色102号、赤色106号、黄色4号、黄色5号)」が使われていることも気になります。

猫は色盲です。

着色することは、人間の目を楽しませるだけが目的です。

猫にとっては分かりもしないのに体に害のある余計な添加物が含まれているということになります。

人間の満足を重視していて、猫のことを第一に考えていないように感じてしまいます。

粗悪な原料・着色料を主に使われているにもかかわらず、酸化防止剤はミックストコフェロールとハーブエキスという自然由来の酸化防止剤が使用されているのは意外です。

成分を見ると、たんぱく質が30.0%以上、脂質が16.0%以上となっており、やや脂質が多めなこともあって、エネルギーも400kcal/100gと高めになっています。

肥満の猫の場合に限っては量を食べ過ぎないように気をつけたほうがよいでしょう。

成分表記には、ビタミンやミネラル、必須アミノ酸、必須脂肪酸などの猫の健康にとって注目すべき成分が全く書かれておらず、キャットフードを選ぶ側としては不安になってしまう内容です。

そもそも、そういう部分に注目する人は対象外と割り切っているのでしょう。

銀のスプーンまとめ

銀のスプーンは、誰もが知っているとても有名なキャットフードです。

スーパーマーケットを始めとして、キャットフードを販売している場所ではどこでも買うことができる非常に安価なキャットフードですが、その内容を見ると、猫にとって望ましい食品とは言えません。

猫は自分で食べるものを選ぶことができないのに、ジャンクフードだけしか食べさせてもらえないような状態になります。

キャットフード選びの基準として、「有名であること」や「安いこと」を重視するのであれば良いですが、猫の健康を考えると、到底おすすめできるものではありません。

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